砂地・やせ地で失敗しない野菜ベスト5|初心者でも大量収穫!実体験
こんにちは、らしです。野菜、育てていますか?
私が使っている畑は海や河口の近くにあり、土質がほとんど「砂」みたいな場所です。
でも、歴史的な野菜の産地でもあるんです!
砂地、やせ地では「何を植えても育たない」と感じませんか?
実は、砂地・やせ地の特徴を活かすと育てやすくなる野菜もあるんです!
この記事では、いろんな野菜を試行錯誤しながら育ててみた経験をもとに、
雪国&砂地・やせ地でも育てやすい野菜を5つ厳選して紹介します!
それではどうぞ!
結論:砂地・やせ地向き野菜ベスト5
さっそくですが、今回ご紹介する育てやすい野菜ベスト5はこちらです。
- じゃがいも(砂地との相性が最高)
- さつまいも(やせ地で本領発揮)
- にんじん(きれいな形で香り高く)
- エンドウ・絹さや(春の大量収穫枠)
- 枝豆・大豆(砂地の水はけを活かす枠)
ランクには入れませんでしたが、大根、さといも、かぼちゃ、玉ねぎ長ねぎなんかも砂地・やせ地で育てやすい野菜です。
砂地・やせ地向きなのは、地面の下になるものとマメの仲間だと感じます。
砂地・やせ地向きの植物の性質は、
- 水はけがよい土が好き(いも類)
- 肥料が少なくてもよく育つ(まめ類)
- 1回で収穫が終わる(継続して肥料を必要としない)
①じゃがいも|砂地との相性が最高

向いている理由
- 水はけの良さがとても重要
- 砂地だと収穫が簡単!
じゃがいもは、比較的涼しくて、水はけのよい環境でよく育ちます。
水分が多すぎると、収穫前に土の中で腐ってしまうことも…。
砂地・やせ地は水はけがよい場所が多いですので、じゃがいも栽培に向いています。
加えて、砂地だと土がやわらかいので、収穫も簡単です!
保育園児でも素手で収穫できてしまうのでは?と感じます。なぜなら砂地は手掘りでも収穫できるから!
私は移植ゴテ+手掘りで収穫しています!!
雪国&砂地・やせ地での育て方
- 春の早めに植え付けて、梅雨前の収穫を狙え!
- 植え付け後の作業は2回でOK
私の地域は、3月中旬くらいに種いもを植え付け、梅雨前に収穫してしまいます。
雪国なので朝霜が降りなくなってくる時期をよーく見計らい、涼しい季節にあわせて育て、ジメジメする前に収穫するのがコツ!
砂地だと日射で土壌が暖かくなりやすいので、雪国でも温暖地のように育てられるんです。
霜との駆け引きが若干スリリング
霜が降りたら新芽が枯れないよう祈ります(笑)
それ以外のコツ…というか作業は、
- 植え付け1ヶ月後(芽が出揃った頃)に芽かき+土寄せ+追肥
- 植え付け2ヶ月後(花が咲いた頃)に土寄せ+追肥
の2回だけです。
土寄せは、じゃがいもを日に当てないための必須作業(※マルチ使用時を除く)なので、追肥しようがしまいが必要です。
なので、土寄せのついでに追肥しちゃいましょう!
土寄せすると根圏が拡大し、雑草を減らし、倒伏を少なくします。
また、内部の生理障害、緑化イモ、収穫作業時の傷を減らし、歩どまりを高めます。引用元:ジャガイモ栽培マニュアル(https://www.takii.co.jp/tsk/manual/potato.html)|タキイ種苗株式会社
収穫実体験

2kgの種いもから↑この量が収穫できました
3月中旬に植え付けてから、ほぼ手入れなしでも毎年しっかり収穫しています。
家庭用なので、小さいものや形の悪いものも入っていますが、美味しく食べられますよ!
種いも代+肥料代で500円程度から、4〜5個入のジャガイモ✕10袋分以上を収穫しています。
趣味が家計を助けている一例です。ホッカイコガネなど、長期貯蔵できる品種だと最高!!
向いている人・おすすめな人
- はじめて野菜を育ててみる人
- とにかく失敗したくない人
- 大量収穫して家計の助けにしたい人
②さつまいも|やせ地で本領発揮

(蚊取り線香の配置はこだわりです↓)
rank_insectbite向いている理由
- 肥料少なめ&水はけのよい場所が向いている
- 植え付け後はほとんど放置でOK
- 砂地だと収穫が簡単!
さつまいもは、水はけがよく、肥料分が少ない場所が生育に適しています。
肥料分が多いと、「つるぼけ」といってツルだけ茂っていもが育たない…なんてことも。
なので、さつまいもは追肥不要。元肥と堆肥だけで収穫まで育ちます。
ビニールマルチなどを使えば雑草もほとんど生えないので、草取りもいりません。
手のかからない野菜、堂々のトップ!!
また、じゃがいもと同様、土が柔らかい砂地だと素手や片手スコップだけで収穫できてしまいます。超簡単!
雪国&砂地・やせ地での育て方
- 肥料を入れすぎない!肥料少なめか、堆肥だけでもOK
- 植えたツルがシャキッとするまでは水やりが必要
先述したとおり、さつまいもは肥料分が多いと地中のいもが大きくならない場合があります。
なので、施肥は意識的に少なくします。元肥もパラパラと撒く程度。長く少しずつ肥効を出すため、堆肥メインで肥料分を与えます。
また、ピカイチ手のかからない野菜ですが、植え付けたツルから根が出るまでは、乾いて枯れないように土を湿らせておく必要があります。
体感で、発根まで2週間程度。
その間に定期的に雨が降れば放置OKですが、晴天が続いて土が乾くなら、水やりをしてあげてください。
収穫実体験

年によって収量にそこそこ変動があるさつまいもですが、つる10本分の収穫量は↑こんな感じ。
つる10本で550円〜程度で販売されているので、植えてほぼ放置できることも考えると、かなりコスパがいいのでは?
しかも、10月に収穫後、新聞紙や米袋(30kgの紙のやつ)にくるんで風通しのよい場所に置いておけば、翌年夏頃まで腐らせずに保管することもできます。コスパ最強!!
6月上旬現在、まだ昨年収穫したいもを食べています!!
向いている人・おすすめな人
- ほぼ放置したい人
- はじめて野菜を育ててみる人
- とにかく失敗したくない人
- 収穫したあと長く保存できる野菜がほしい人
③にんじん|きれいな形で香り高い

向いている理由
- 土が柔らかいとまっすぐ育つ
- 砂地だと収穫が簡単!
- 砂地・やせ地の方が葉っぱも根っこも香り高くなる?
土が柔らかく、土中に固いもの(石とか枝とか)が少ない場所では、障害物にぶつかって変形しないのでキレイな形に育つ確率が上がります。
地面の下になるものの共通点ですが、砂地なら収穫も簡単です!
変な形のにんじんや大根に出会えないのは寂しさもありますが…笑
また、これは完っ全に主観ですが、砂地・やせ地で育てたにんじんは、葉っぱから本体までフレッシュな香味野菜のよい香りが強い気がします。
本っっっ当に感覚なのですが、人生で初めてにんじんを香味野菜として認識しました。炒めただけなのに葉っぱが美味しいんだ…!
育てるのにちょっと難ありではあるのですが、この美味しさを体験するためなら来年も育てよう…という気持ちになります。
雪国&砂地・やせ地での育て方
- 種を直播した後は、発芽するまで水やりを欠かさない
- 生育中も強く乾燥させないよう、晴天が続いたら水やりする
何年か育てましたが、にんじんを大きく育てるには水分量を保つことが重要です。
特に発芽するまでと、発芽後〜収穫までに晴天が続いたタイミングが重要。
ちゃんと発芽させるためと、大きなにんじんを収穫するために、乾燥しがちな場所では定期的に水やりをしましょう!
なお、放置気味&雨が少なかった年は、↓下のような細っっそいにんじんができました…。

ピーターラビットが齧っているやつ
(ちゃんと食べました。ほっそかったですが香りはよかったです。)
向いている人・おすすめな人
- 香味野菜が好きな人(採れたてにんじんの香りをぜひ!)
- ちょっと難しい野菜の栽培にも挑戦してみたい人
④エンドウ・絹さや|春の大量収穫枠

向いている理由
- 水はけのよい場所が向いている
- 継続収穫できるのに、追肥はほぼ不要
スナップエンドウ、絹さや、グリーンピース…まとめてエンドウの仲間は、水はけのよい場所での栽培に向いています。
肥料分はそんなに要求しないのか、多くても少なくてもあんまり変わらない…気がします。
多肥だと若干徒長しやすいかも?
また、これもマメの仲間だからか、シーズン中に継続収穫できるのに肥料切れはほぼ起こしません。
砂地・やせ地で育てやすい「実モノ野菜」のトップであり、オンリーワンです。
雪国&砂地・やせ地での育て方
- 追肥不要にするために、定期的に収穫する
- 強風地域では頑丈な棚を作る
- 積雪多め&冷涼地なら、無理せず春撒き・春植えする
追肥のいらないエンドウたちですが、ついた実をそのままにしていると株が弱ります。実(来年の種)を成熟させるために体力を使うようです。
実が大きくなりすぎる前に適期収穫して、株を長持ちさせましょう!
また、多収を狙う場合はツルありタイプのエンドウがおすすめなのですが、180cmの高さの棚を覆い尽くすほどよく伸びます。
180cmとなると強風の煽りもよく受けるので、棚は頑丈な作りにしましょう。
無理せず市販の棚セットを使うと安全です
また、エンドウの苗は耐寒性があるとは言いますが…雪に埋もれたり、氷点下になったりするとダメージを受けるようで、枯れてしまうことも多々あります。
積雪地域・凍結する地域・冬に強風が吹く地域などは、無理に越冬させず、春に種まきをしたり、苗を植えたりすると失敗しません。
私は、晩秋にポット苗を作り、軒下で防寒越冬させ、春植えしています
収穫実体験

私はスナップエンドウが大好きなので、忙しい年でなければ毎年植えています。
収穫期にたまたま1週間外出する予定ができ、帰宅後に1週間分の収穫をしに行くと…このとおり。
6本入り苗セット✕2個(計12本の苗)から実っています
すごい量が採れたもんだ……
1週間放置したので、大きくなりすぎたものも散見されますね。
スナップエンドウの場合、ここまでパツパツに太る前に収穫するのが適期です!
1週間で収穫適期を外れるって何…(恐怖)
向いている人・おすすめな人
- 春に野菜を収穫したい雪国の人
- 大量収穫して家計の助けにしたい人
- 大量に収穫してもさばき切れる人(本当にじゃんじゃか実ります)
⑤枝豆・大豆|砂地の水はけを活かす枠

向いている理由
- 水はけのよい場所が向いている(肥料分も少なくてOK)
- 砂地だと収穫が簡単!
もはや本記事の野菜全てに当てはまるのですが、枝豆・大豆も水はけのよい場所が栽培に向いています。
マメの仲間の特徴として、肥料も少なめでOK。やせ地でも問題ありませんが、ゆるやかな肥効を維持するために堆肥を使うのがオススメ。
また、枝豆でも大豆でも、収穫時は土から株を引っこ抜きます。
(枝豆は1個1個収穫する派ですが、収穫終盤には株を引っこ抜いてまとめて収穫します。)土が柔らかいとスルッと抜けるので、ここでも砂地のよさを感じます。
雪国&砂地・やせ地での育て方
- 開花期は乾燥させないよう、晴天が続いたら水やりする
- 水はけがよければ、梅雨の多雨は心配しなくてOK(湿りがちな地なら高畝で)
基本的には水はけのよい土を好みますが、開花期と結実期だけは水を欲しがります。
梅雨に開花期があたる品種は雨水でなんとかなりますが、梅雨明け後に花が咲くような中晩生品種は毎朝のように水やりが必要です。
おいしい枝豆向け品種は中晩生が多いんですよね…
茶豆とか…
お盆頃においしい枝豆を食べたい人は、水やりをがんばりましょう!!
向いている人・おすすめな人
- 砂地・やせ地でも夏野菜を収穫したい人
- おいしい枝豆を食べるためなら水やりができる人
- 育っていく様子を観察したい人(地上部に実るので見ていて楽しい!)
砂地・やせ地の注意点
水はけが良すぎて乾燥しやすい
文字通りではあるのですが、水はけがよいとは土が乾燥しやすいということ。
梅雨明け後などで晴天が続くと、根付いた野菜も渇水して元気がなくなりがちです。
植え付け直後から根付くまでや、水が必要な成長段階にあるときは、水やりをしてあげましょう。
例:苗を植え付けた直後1週間、にんじんを発芽させるとき、枝豆の花が咲いたとき…
定期的な追肥が必要なことも
肥料を施用したとき、植物が利用する栄養分は、水に溶けて植物体に吸収されていきます。
砂地・やせ地の「水はけがよい」という性質は、ひっくり返すと土の中に肥料分を保ちにくいという性質でもあります。
継続して収穫する野菜(トマト、きゅうり、ピーマンなど)は、収穫期に継続して肥料分も必要とします。
それらを砂地・やせ地で育てるときは、肥料切れしていないか特に注意して観察し、早め早めに追肥してあげる必要があります。
種の直播は、ちょっと大変
こちらも水はけの良さが影響するところですが、種を畑に直にまいて(直播)発芽させるには、ほぼ毎日水やりをする必要が出てきます。
根が伸びてしまえば水やり頻度をぐっと少なくできるのですが、種まき直後は気を使います。
夏場なんかは朝水やりをしても夕方には乾いてしまうので、稲わらや刈草でマルチをして、終日湿った状態を維持するように工夫する必要があります。
発芽に光をほしがる野菜もいるので、マルチはいつも試行錯誤です
砂地・やせ地に不向きな野菜の育て方
今回のベスト5に入れなかった
- 実モノ野菜(トマト、ピーマン、キュウリ…など)
- 葉モノ野菜(ほうれん草、レタス、ベビーリーフ…など)
などは、「肥料分が足りない」「保水性が足りない」等の理由で砂地・やせ地には不向きだと感じます。
なので、育てる時はレイズドベッドや余っているプランダーを使い、保水性・保肥性の高い環境を作っています。
レイズドベッドは、剪定枝、古い土、余り物の資材…などを使って低コストでDIYできちゃいます!
2時間で作ったレイズドベッドの記録はこちら↓
まとめ
砂地・やせ地の畑でも、しっかり野菜を育てることができます!
ポイントは、
- デメリットはメリット!土地の特徴を活用する(水はけ&土のやわらかさ)
- 自然のままに!土の性質に合った野菜を選んで栽培する
- 時には頑張る!必要なタイミングで必要なお世話をする(水やりとか)
土に合わない野菜を育てたいときは、レイズドベッドやプランターを活用しましょう!
皆さまの畑やお庭が、今年も豊作でありますように。
それではまた!


