こんにちは、らしです。

気に入って庭に導入したけど、結局その植物は庭から消えてしまった。
皆さまも一度は経験があるのではないでしょうか?

今回は、私が実際に育ててみた植物のうち、庭から消えてしまった植物をご紹介します。

現在、庭に導入したい気になる植物がありつつも、

この植物は雪国で育つの?

冬に枯れたりしないかな?
それとも夏に枯れるかな?

と不安を感じている皆さま、ぜひ我が庭の生育記録を参考にされてください!

今回は、シルバーリーフや、白花・黄花系の消えた植物のご紹介です。
それではいきましょう!

夏・冬を越せずに諦めた

マーガレット

マーガレットは、晩秋〜春にかけて花を咲かせるキクの仲間です。
ガーデニング界の定番植物で、基本の白花のほか、クリーム、黄色、ピンク、アプリコットなどカラフルな品種が作出されています。

耐暑性はあまり高くなく、夏は生育が止まります。
また耐寒性もあまり高くなく、関東以南では戸外越冬できますが、関東以北の氷点下になる地域では、鉢上げや凍結対策が必要だと言われています。

らし

さあ、消えた植物一覧で紹介されているということは…(フラグ)

理由:冬越しできなかった(低温)

マーガレットの雪国での最大の弱点は、耐寒性が高くないこと。
ある年の9月頃にマーガレットを地植えしたのですが、冬に地上部が枯れ、翌春に新芽が出てくることはありませんでした…。

らし

知ってた(泣)

とはいえマーガレット系の野性味あふれる素朴な草姿は大好きなので、
現在は、似た形状ながら雪国・北国ですくすく育つローダンセマム↓を植えています。

【育てた図鑑】ローダンセマム|雪国向け!ローメンテで咲く春の主役マーガレットに似た花姿が魅力のローダンセマム。雪国ではマーガレットより育てやすく、夏越しや冬越しも容易で、病害虫被害もありませんでした。実際の栽培記録を紹介します。...

ユーカリ・ハートリーフ(ウェブステリアナ)

ハートリーフユーカリ、またはユーカリ・ウェブステリアナは、丸っこい葉っぱに切れ込みが入り、ハート状に見える葉っぱが特徴的な樹木です。
葉っぱはあまり密にならず、透け感がありかわいらしいので、飲食店や美容院に鉢植えで置かれていたり、ドライフラワーの花材として使われていたりします。

耐暑性は高いのですが、耐寒性が高くなく、過湿も苦手な植物です。

理由:冬越しできなかった(低温)

ユーカリの原産地は、雨量が少なく温暖なオーストラリア周辺です。
大きくなると低温&過湿耐性も上がってくるようなのですが、小さなうちは注意して管理しなくてはいけません。

ユーカリ・ウェブステリアナは春頃に苗木を購入し、8号鉢に植えていたのですが、戸外越冬できずに枯れてしまいました…。
苗木のうちは、低温&多雨(積雪)となる北陸の冬に耐えきれないのかもしれません。

その後、耐寒性が高い(らしい)ユーカリ・銀世界↓を導入しました。
現在は鉢植えで育てています。冬越し1回目は成功しましたので、経過観察しながら図鑑を作ります!お楽しみに!

ヒメエニシダ

ヒメエニシダは、春にかけてマットな黄花を咲かせるマメ科の植物です。
葉っぱの色が若干青みがかっているので、レモンイエローの花とブルーグリーンの葉っぱが相まって、とても爽やかでかわいい植物です。

春頃に「エニシダ」として販売されていることが多いですが、ポット苗で販売されているものは、ほとんど全て「ヒメエニシダ」と考えてよいようです。

理由:夏越しできなかった(高温多湿)

ヒメエニシダは乾燥した環境が好きで、耐暑性・耐寒性は高くありません。
そのため、日本の夏の高温多湿も、冬の低温過湿も苦手という、日本ではかなり栽培難易度の高い植物。

春先に購入し鉢植えで管理していましたが、真夏のうちに枯れてしまいました。
きっと、夏越しに成功しても、雪国の冬では枯れてしまうでしょう…。

いつか再チャレンジしたいのですが、夏越し・冬越しの作戦が思いつかず、手を出せないでいます。

らし

とても好きな植物なので歯がゆいです…

病害虫で諦めた

ポテンティラ・クランジー

ポテンティラ・クランジーは、春頃にこんもりと黄花を咲かせるポテンティラの仲間です。ヘビイチゴに近いのかな?
草姿も、花の形も、花びらも、すべてが丸っこいです。それでいて野性味も感じるので、ナチュラルガーデンにぴったり。

耐暑性・耐寒性ともに高く、育てやすい植物です。
一方、多湿は苦手とするので、通気性・通水性を確保してあげると、すくすくと育ってくれます。

理由:株元の食害

ポテンティラ・クランジーはロゼット状に生長する植物ですので、構造上どうしても株元が混み合います。

混み合った株元はダンゴムシ・ワラジムシたちのすみかとなり、柔らかい新芽や根っこを食害されてしまいました。
結果として株全体の元気がなくなり、あるとき地上部を引っ張ったらポコッと土から抜けてしまい…。

こぼれ種で増えることもなく、ポテンティラ・クランジーはそのまま庭から消えてしまいました。

なお、↓ワイルドストロベリーでも同様の食害が見られました。
ポテンティラ類とワイルドストロベリーは分類も近く、株元が混み合いやすいので、「ダンゴムシやワラジムシの株元食害に遭いやすい」という共通点があるのかもしれません。

【育てた図鑑】ワイルドストロベリー|雪国でもどんどん増えるワイルドストロベリーを雪国で育てた記録です。夏の直射日光で親株が弱ることはありましたが、子株が次々と育ち庭から消えることはありませんでした。夏枯れの様子や虫被害の実例も紹介します。...
らし

そのうち、通気性のよいロックガーデンを作って再挑戦します!

ポテンティラ・カラブラ

(写真左の黄花がポテンティラ・カラブラ)

ポテンティラ・カラブラは、美しいシルバーリーフの先にレモンイエローの花をポコッと咲かせる、ポテンティラの仲間です。
イチゴ系葉っぱのシルバーリーフはほとんどお目にかかれないので、ポテンティラ・クランジーはシルバーリーフ好きにとって貴重な植物です。

ポテンティラ・クランジーと同様に、耐暑性・耐寒性ともに高く、育てやすい植物です。
多湿は苦手とするので、通気性・通水性を確保してあげると、すくすくと育ってくれます。

理由:株元の食害

ポテンティラ・カラブラも、ポテンティラ・クランジーやワイルドストロベリーと同様、株元の食害にあってしまいました。
詳しくは、ひとつ上のポテンティラ・クランジーの記事や、ワイルドストロベリーの育てた図鑑↓をご覧ください。

【育てた図鑑】ワイルドストロベリー|雪国でもどんどん増えるワイルドストロベリーを雪国で育てた記録です。夏の直射日光で親株が弱ることはありましたが、子株が次々と育ち庭から消えることはありませんでした。夏枯れの様子や虫被害の実例も紹介します。...

いずれはロックガーデンを作って再導入し、ポテンティラ・カラブラの育てた図鑑を書きたいと思います。

草姿が整わなくて諦めた

タイム(クリーピング)

タイムは、料理に使われるハーブの一種です。スーパーでもドライリーフが瓶で売っていますね。

クリーピングタイムの「クリーピング」とは、「ほふく性・這い性」の意味です。
タイムには、ほふく性のものと、立性のものがあります。今回記事にしているのは、ほふく性のタイムです。

らし

おもな用途は、立性タイムは料理用
クリーピングタイムは鑑賞用です

クリーピングタイムは耐寒性のある品種が多い一方、耐暑性・耐湿性はあまり高くありません。

理由:冬明け〜梅雨の過湿でスカスカになった

クリーピングタイムは、先述したとおり過湿をとても嫌います。ハーブ系植物あるあるですね。
特に困ったのは、雪解け後の過湿と、梅雨の過湿。

  • 春先に雪解けの過湿で生育がはかどらず、
  • 切り戻しなどメンテナンスをして春に元気を取り戻し、
  • と思ったら梅雨が来てまた過湿になって生育がはかどらず、
  • 夏になると暑さで生育がはかどらず…

という状態で、秋頃には古い枝を中心にハゲハゲのスカスカになってしまいました…。

他の我が家のハーブ類(サントリナ、ラベンダー、ローズマリー等)と異なるのは「ほふく性」という点。
地面と葉っぱが近いので、より過湿の影響を受けやすいのでしょう。

枯れはしなかったのですが、密にこんもり茂るグランドカバーにはできなかったので、引き抜いてしまいました。
いずれポテンティラたちと同じように、通水性のよいロックガーデンに導入しようかなと思います。

アルテミシア(ルドビシアナ)

(写真右のヨモギのような植物がアルテミシア・ルドビシアナ)

アルテミシア・ルドビシアナは、おもに葉っぱに観賞価値のあるシルバーリーフです。
アルテミシアの仲間は「ワームウッド」「ニガヨモギ」とも呼ばれ、虫よけや苦み付けのハーブとしても使用されるようです。

らし

私はもっぱら観賞目的でした

アルテミシア・ルドビシアナは耐暑性・耐寒性・耐湿性があり、北陸の夏も冬も梅雨もたくましく越してくれました。
たいへん強健で美しいシルバーリーフなのですが、我が庭にどうしても合わなかった弱点がありました。それは…。

理由:風で倒れる&寝てから伸びまくる

さて、このアルテミシア・ルドビシアナ、60cm〜まで生長して存在感があるのですが、その分風にあおられて寝やすいです。そして寝ると元の形に戻りません。

寝た後でも生長を続けるので、斜め45°程度に寝るとの字に、真横まで寝るとLの字に草姿が変化してしまいます。

らし

か”っ”こ”…よ”く”な”い”…!!!(涙)

アルテミシア・ルドビシアナをかっこよく育てるには、弱風地域であるとか、風が遮られる場所であることが必須です。
うちの庭に風通しの良くないところがないくらい風が吹くので、諦めて庭から抜きました…。

ちなみに、アルテミシアの別名は「西洋ヨモギ」です。
日本のヨモギみたいに、地中茎が残っている内は抜いても生えてきますので、導入の際はお気をつけください…(笑)

まとめ

いかがでしたでしょうか?
「庭から消えた植物」と一言で表しても、消えた要因は様々です。

  • 冬の低温で消えた
  • 夏の高温過湿で消えた
  • 新芽を食害されて弱って消えた
  • 過湿や強風で草姿が整わなくて抜いた…

事前にどれだけ情報を集めても、庭の環境に合わないときは合いません!!

らし

身も蓋もない

今回紹介した植物は、それぞれ魅力があったからこそ庭に導入してみました。

気に入った植物を「庭でうまく育つかもしれない」とワクワクしながら植えるのもガーデニングの楽しさですし、
「マイナーな植物だから情報も少ないし、いっぺん試したろ」と思いながら植物を選んでいくのもまた楽しさです。

枯れてしまうのは悲しいですが、試行錯誤しながら庭造りをしていくことは楽しいことです。
私の試行錯誤が、皆さまのすてきな庭づくりの一助になると嬉しいです!

それではまた!